ブログでECサイトの集客を10倍にする5つのステップを解説!

ECサイトの集客を増やしたいと考える事業者の中には、ブログによって集客を上げる方法を試そうと思ったけれど、

「ECサイトでブログを始めるにはどうしたらいいのか?」
「ブログをやることで本当に集客効果があるのか?」

と考えるEC事業者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ブログを使うことでECサイトの認知度を上げ、広告費をかけずに集客を増やすことも可能です。

たとえば弊社のブログの事例ですが、ebisumart Mediaでは、数十万PVを達成できるブログを作成したことで、広告費をかけずにセッション数を10倍にすることができました

本日はインターファクトリーでマーケティングの部署に所属する筆者が、ECサイトの集客を増やすブログの始め方を解説します。

ブログの効果で、サイトのセッション数が10倍に増加

今回例に挙げるのは、弊社のブログ「ebisumart Media」です。ECサイトではありませんが、集客方法は同じです。弊社の「ebisumart」というサービスの公式サイトドメインで作成したブログなので、後述する公式ドメインの例としてご覧ください。

◆ebisumart Media(エビスマートメディア)

ebisumart Media

◆ebisumart Mediaのセッション数の推移

上のグラフは、ebisumart Mediaのセッション数をグラフにしたものです。2015年10月にこのブログを始めた後からセッション数は上昇し、最大で当初の10倍にまで増加しています。

続いて、上記のようなサイトの集客につながるブログを作るための5つのステップを紹介します。

ECサイトの集客を増やすブログを作るための5つのステップ

ステップ①公式ドメインか新規ドメインかを選択する

ブログの立ち上げが決まったら、まずは公式ドメイン(ECサイトのドメイン、URL)か新規ドメインかを選択しましょう。

(1)公式ドメインを使うメリット

公式ドメインのメリットは、SEOの順位がつくまでの時間が短くなることです。ebisumart Mediaで初めて書いた記事は、投稿後一週間で順位(12位)がつきました。ebisumartの公式ドメインでブログを始めたことで、極めて早く順位がついた事例です。

先に紹介したebisumart Mediaの記事は、ebisumartの公式ドメインの配下にディレクトリを作って運営しています。なぜならGoogleにすでに認知されている公式ドメインを使うことで、クローラーが早くブログに来るので、検索順位も早くつくからです。

(2)新規ドメインを使うメリット

新規ドメインのメリットは、公式ドメインと新規ドメインのブログで、検索順位の1位と2位を両方取ることが可能になることです。より強力なSEO施策を行いたい場合に適しています

上の画像は、「ECサイト 作り方」でGoogle検索をした結果です。1位と2位は公式ドメインを使ったebisumart Mediaの記事、4位には新規ドメインで始めた当ブログの記事が表示されています。このように上位に複数の自社ブログサイトを表示させることも可能です。

つまり、これから初めてコンテンツマーケティングやブログを始める方は、公式ドメインの方が早く成果を出すことができます。一方で既に公式ドメインでSEO施策を実施している方は、新規ドメインを使って公式ドメインと両方でSEO施策を仕掛けることで、強力な施策が実現できます。

以上を参考に、公式ドメインか新規ドメインかを選択してください。

ステップ②Googleキーワードプランナーでキーワードを選定する

ドメインができたら、次にどんな記事を書くかを考えましょう。集客を目的としたブログを始める場合、業種に関わらず方法は同じです。

Googleキーワードプランナーというツールを使い、キーワードを入力して月間平均検索数を見ましょう。例えば「ECサイト」と入力すると、月間平均検索数は約33,000と表示されます。10,000以上はビッグキーワードなので、これは非常に多い数字です。

画像:Google広告 キーワードプランナー

Googleキーワードプランナーのメリットは、関連するキーワードが表示されるところです。例えば、同じく「ECサイト」と入れると、「ECサイトとは」「ECサイト 立ち上げ」というように関連したキーワードが出てきます。

キーワード候補はExcel形式でダウンロードし、キーワードのリストを作成します。キーワードリストの中で優先順位をつけて記事を書いていきましょう。

キーワードを選ぶときに目安になる検索ボリュームですが、BtoCの場合は1,000以上、BtoBの場合は100以上を狙って記事を書くとよいでしょう。

また、昨今では、Googleキーワードプランナーだけではなく、UberサジェストというSEOツールがあり、無料でもキーワードリストをある程度出力できるので、非常に便利なツールなので、こちらも利用してみてください。有料プランは最安プランで2900円~程度で利用できます。

Uberサジェスト

ステップ③記事を書く

キーワードのリストができたら、記事を書きましょう。SEOで上位に表示されるためには、記事の内容が非常に重要になります。設定したキーワードを検索する読者にはどんなニーズがあるのかを想像し、記事を読めば悩みが解決できるよう、必要な情報を入れましょう。

いきなり文章を書き始めるのではなく、記事の構成から作ることで、簡単にブログ記事を作成することができます。詳しい方法は以下の記事にある「ブログの書き方」を参考にしてください。

自社ECサイト・ネットショップの集客方法を解説」(ebisumart Media

まずは記事内容を充実させて検索順位を上げることを優先するので、目的のECサイトへのリンクや商品の紹介などは無理に行う必要はありません。

ステップ④書いた記事を公開する

記事が書けたらブログに公開します。公開した記事はより多くの人に読んでもらえるよう、FacebookやTwitterなどのSNSで更新情報を発信したり、顧客向けのメルマガも積極的に配信したりしましょう
なぜなら少しでも記事の存在を広め宣伝することで読者の中にはブックマークに登録してくれたり、読者自身のSNSでさらに拡散してくれたりする場合もあり、そのようなユーザーの行動がSEO上、良いシグナルとなるからです。

ステップ⑤記事を公開した後も、必要に応じてリライトする

記事を公開した後も、情報はアップデートし続けましょう。記事を書いた時点では最新の情報だったとしても、時間が経てば内容は古くなっていきます。

リライトのタイミングは業種や扱う商材によって変わるので一概には言えませんが、最低でも1年に一回、または競合のサイトの方が検索順位の上位に表示されたタイミングで行うのがよいでしょう。
常に読者のニーズに合った記事にすることを心がけることで、検索順位をキープすることができます

以上5つのステップを参考にブログを作成することで、ECサイトの認知が上がり、流入数を増やすことができます。

集客を目的とするならWordPressでブログを作成する

ブログのプラットフォームにはいくつかありますが、SEOの集客を目的としたブログを作成するなら、おすすめのプラットフォームはWordPressです。

WordPressにはSEO施策を行うための無料のプラグインが提供されているので、ブログで集客を行うには最適のプラットフォームと言えます。詳しくは下記の記事にまとめられていますので、参考にしてください。

WordPressでECサイトを作るメリットとデメリット」(ebisumart Media

ただし、WordPressはセキュリティが弱く、ハッキングされることもあるので、WordPressを導入する場合は、常に最新のモジュールをダウンロードして、WordPress本体やプラグインを最新にするように気をつけましょう。

リスティング広告との違い

他の集客手法として「リスティング広告」があります。Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードが検索されたときに、自社サイトを広告として表示することができるものです。

こちらは、「ECサイト 立ち上げ」の検索結果です。検索順位の1位は赤枠で囲んだebisumart Mediaの記事ですが、その上にリスティング広告が表示されています。

2つの手法を比較した表をご覧ください。

◆ブログとリスティング広告の比較表

まずブログの表示順位はGoogleなどの検索エンジンが決定しているため、コントロール性は低くなります。それに対し、リスティング広告ではある程度コントロールが可能です。しかしその分、リスティング広告はクリック率が低く、広告費もかかります。ブログの場合は広告に比べてクリック率が高く、また社内で記事を作成すれば、特に費用は発生しません

最後に効果が出るまでの期間ですが、ブログの場合は検索順位がつくまでに時間がかかる上、定期的にリライトなどのコストも必要になります。リスティング広告は設定もすぐにできるので、短期的に効果を出したい場合には検討してもよいでしょう。

まとめ

本日は以下を解説しました。

ブログの効果で、サイトのセッション数が10倍に増加

・ECサイトの集客を増やすブログを作るための5つのステップ
・ステップ①公式ドメインか新規ドメインかを選択する
・ステップ②Googleキーワードプランナーでキーワードを選定する
・ステップ③記事を書く
・ステップ④書いた記事を公開する
・ステップ⑤記事を公開した後も、必要に応じてリライトする

・集客を目的とするならWordPressでブログを作成する

・リスティング広告との違い

ブログを活用すれば、広告費をかけずにECサイトの認知度を上げることができます。ECサイトの集客を上げる方法として取り入れてみてください。

自社ECのコンサルティングサービスなら「ebisu growth」

もし、ECサイトでの売上拡大にお困りでしたら、株式会社インターファクトリーのEC支援サービス「ebisu growth」までお問い合わせください。経験が長いコンサルタントが貴社ECサイトの成功に導きます。

◆EC支援サービス「ebisu growth」の提供サービス

✓戦略立案
✓ECサイト構築
✓集客
✓CRM
✓アクセス解析・運用改善提案
✓運用代行・制作代行

サイト分析から、Instagramを使ったSNSの運用まで多くのECのノウハウがございます。まずは下記サイトをご覧いただき、お気軽に資料請求をしてみてください。

ebisu growth「EC戦略PM支援サービス」

セミナー情報

ABOUT US
首藤 沙央里
2019年9月、株式会社インターファクトリーに入社。 マーケティングチームにてオウンドメディア運用を担当し、年間40本以上の記事を掲載。 社内広報、採用広報に加え、EC業界やクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」についての情報発信も行う。