「誰でもすぐにPCゲームが遊べる環境」を提供するため、レノボ・ジャパンがebisumartで実現したサービスとは

2020年は新型コロナウイルスの影響により「STAY HOME」が求められ、自宅で過ごす時間が増えたことで「おうち時間」として料理やゲームなど自宅で楽しめるものが注目されました。
今回は「Think Pad」や「Yoga」といった革新的なパーソナルコンピューターの製造販売やサービスの提供などを行うレノボ・ジャパン合同会社と、NECパーソナルコンピュータ株式会社のご担当者様に、誰でもすぐにPCゲームが遊べる環境を提供するため、ebisumartで実現されたサービスについてお伺いしました。

 

<対談者プロフィール>
レノボ・ジャパン合同会社
コンシューマ事業本部
営業戦略部 本部長
柳沼 綾 様

NECパーソナルコンピュータ株式会社
コンシューマ事業本部
NECダイレクト販売部  マネージャー
松村 康史 様

 

株式会社インターファクトリー
取締役CMO 三石 祐輔(インタビュアー)

 

◆(会社概要)レノボ製パーソナルコンピューターとその関連製品の製造・販売、サービスを提供するテクノロジー・カンパニー

レノボ・ジャパン合同会社 柳沼様(以下、柳沼様):
レノボ・ジャパン合同会社の事業内容は、分かりやすく言うと「パソコンの会社」として、レノボ製のパーソナルコンピューター(以下、PC)やその関連製品の製造販売や保守サポートまで一貫したサービスの提供を行っています。

「レノボ・ジャパン合同会社」は複数の企業が改組した合同会社から構成されており、ハードウェア以外にも、オンライン系のサービスや今回のようなIT系のサービスなども提供しています。

 

株式会社インターファクトリー 三石(以下、三石):
今回ebisumartを用いてスタートされた「スグゲー」ですが、PCとゲームをサブスクリプション形式で融合された経緯について教えていただけますでしょうか。

 

柳沼様:日本ではゲーミング文化が根付いており、世界でもゲームに関連する消費がTop 3に入るほどゲーム文化の盛んな国です。
ですが、ほとんどがモバイルやコンソールゲーム機への消費に流れていて、ゲーミングPCの市場はまだまだ小さいという現状があります。
また、日本では海外に比べて教育上「ゲームは子供に対して良くない」ですとか「ゲームは子供がするもの」といった認識をされている方が多いと思われます。
レノボはこのようなゲーミング PCへの偏見や敷居の高さをなくすべく、2年ほど前から「Legion」というゲーミングブランドに注力し、「PCゲーマーのすそ野を広げる」ことを目指しており、今回の「スグゲー」はその取り組みの延長線上にあります。

ゲーミングPCは仕様の選択肢が広く「目的のゲームをプレイするために、どんな構成を選ぶのがいいか?」の判断が難しく、そして高額です。
「スグゲー」はこうした問題をクリアし、誰でもすぐにゲームが遊べる環境を提供することをコンセプトにしています。
そのため、Webサイト上のメニューから選ぶだけで、キーボードやマウス、ヘッドセットまでゲームをするために必要なセットが届き、さらにゲームタイトルが遊び放題です。また、ゲーミングPCの24時間サポートと快適なゲーミング環境がワンストップで整うだけでなく、期間を設定した月額払いで提供することで、誰でも気軽に利用できるサービスとしてPCゲーマーを増やしていこうと考えています。

 

三石:貴社ではサポート体制を含め、ゲームというツールからさまざまなサービスを展開していますよね。

 

柳沼様:その他の活動としては、成人の場合アフターファイブに飲みに行ってコミュニケーションをする「飲みニケーション」のように、弊社でも昨年の東京ゲームショウから「ゲーミニケーション」を新しい企業内コミュニケーションの形にすることを提唱しています。
具体的な活動としては「企業のeスポーツのクラブ活動を支援する」というような取り組みを行っています。
弊社内にeスポーツクラブのコーナーを作成し、クラブの部員同士で遊んだり、他企業様との合同部活で対戦を行ったりしています。

人がコロナ禍の時代でどのようにコミュニケーションを取るかという点で、eスポーツはとてもパワーがあり、重要な物だと考えておりますので「誰でも手軽に」遊べるようにという思いの延長に「スグゲー」があると考えております。

▲レノボ・ジャパン合同会社
コンシューマ事業本部
営業戦略部 本部長
柳沼 綾 様

 

三石:「スグゲー」のメインターゲットはどういった方々なのでしょうか。

 

柳沼様:「スグゲー」の主なターゲットとしては二つです。
一つ目は他のゲーム機をプレイされている方で、興味はあるけれどもPCゲームは金銭的にハードルが高いと感じられている方です。
メジャーなゲームタイトルはモバイルやコンソールゲーム機、ゲームPCと、プラットフォームを問わず遊べるものが増えてきています。そのため、コンソールゲーム機をお持ちでも「もっとこのゲームで強くなりたい!」ですとか、「世界の人と遊びたい!」といったPCゲームに「興味はあるけど値段が高い」「使い方や設定の仕方が分からない」という方でもすぐに安心して楽しんでいただけるよう、ある程度「お小遣い」の範囲で遊べる金額プランを用意しています。

二つ目はプロゲーマーの方です。
近年PCは、5年から7年で買い替えられる傾向にありますが、ゲームPCの性能は毎年新しいグラフィックボードのリリースとともに進化しています。
そのため、「常に最新の状態を保ち、最高のパフォーマンスで戦い続けて勝ちたい」というコアなPCゲーマーの方が高額な買い替えをせずプレーするために、スグゲーが選択肢のひとつになると想定しています。

 

◆(ebisumartを選んだ理由)希望するサービスの実現とオープンまでのスピード感

三石:ebisumartを知ったきっかけと、実現した機能について教えていただけますでしょうか。

 

NECパーソナルコンピュータ株式会社 松村様(以下、松村様):
まず今回のサブスクリプションサービスをするにあたり、残価設定クレジットを採用しました。この残価設定クレジットは、通常の分割クレジットとは違い1年~2年の契約で、最終支払月に残価額で商品を買い取りするか、返却するかをお客様が選択できます。それにより、通常の分割クレジットよりも月額料金を抑えられるほか、返却をお選びになった場合、新たな契約を行うことで、常に最新のモデルをお使いいただくことができます。

ebisumartを知ったのは、残価設定クレジットを採用する際、信販会社様に「私たちが希望するサービスを実現可能なECシステムはありますか」という質問をしたところ、ご紹介いただきました。
ebisumartで実現できたことは、「残価設定クレジット」の機能です。
通常であれば恐らく自社で開発すべきところですが、ebisumartでは信販会社様との実績もあり、早期に実現できました。

また私たちは、「誰でも気軽に楽しくPCゲームで遊んでほしい」という強い思いから、新しいサービスを少しでも早く提供することが一番のポイントでした。
クラウドシステムを選定させていただいたのもその理由のひとつですが、インターファクトリー様にはスピーディーに対応いただき、予定通りに運用を開始することができました。

▲NECパーソナルコンピュータ株式会社
コンシューマ事業本部
NECダイレクト販売部
マネージャー
松村 康史 様

 

◆「スグゲー」をご利用のお客様から「求めていたサービスだ」とお声をいただき、手応えを感じているーebisumart導入後の効果

三石:ebisumart導入後、感じたメリットや周囲からの反響はございましたか。

 

松村様:通常ですとECパッケージのコンテンツ制作は、テンプレートがシステムで管理されていてプログラマーによる制作が一般的ですが、ebisumartではダイナミックで表示する部分もhtmlでコントロールができるため、Webデザイナーやhtmlエディターでも制作が可能となっています。
そのため、「Webコンテンツ製作者に特殊なスキルが必要」というような制約がなく、誰でもコンテンツ制作が可能となっていることは、ページを準備や更新するときのメリットとなっています。

 

柳沼様:お客様からは、「求めているサービスだ」と言っていただくことが多く、手応えを感じています。
これからは、「知ってもらう」という面で、「スグゲー」を単純に知ってもらっただけでは契約につながらないので、どのような方におススメできるサービスかをきちんとお伝えし広げていくということを考えるのがキーかなと思います。

 

◆サブスクリプションを導入にあたり工夫したこと

柳沼様:やはり新しいサービスのため、「スグゲー」について「どのようなサービスなのか」とたくさんのお問い合わせをいただきます。
コンセプトを伝わりやすくするため、図を多用したり、契約の流れについてまとめたりしています。
さらに詳しく知りたい方向けに、注文までのステップや、契約終了後の注意事項について丁寧な説明ページを設計するなどの工夫を行うことで、多くの方にサービスについてご理解いただけるようにしています。

初めてゲーミングPCを使う方が、分からないことをすぐに聞くことができる環境を作ることで、「常に楽しく遊んでもらう」ことを目指しています。

 


▲「スグゲー」より引用(2020年12月取材時)
サービス内容について図を用いて分かりやすく説明している

 

◆(ebisumartへの期待とEC事業の展望)サブスクリプションサービスを応用し、ゲーミングの枠を超えた新しいサービスをお客様に提供したい

松村様:今後「こういうことをしたいね」と思ったときも、ebisumartには多くの機能があるので、実現するだろうと考えています。ただ、それでも今後カスタマイズをするときに、コスト面やスピード感において容易にできるか、というのがポイントになると思っています。

 

柳沼様:今後期待したいことは、ebisumartを継続して運用するうちにこちらから出た要望に対して、新しくステップアップした開発をタイムリーにやっていけるかということが一つの大きなポイントだと思っています。

世界規模でビジネスを行っている弊社としては、今回「スグゲー」のサービスが、「日本で新しいビジネスが誕生した」と、少なくとも弊社内では世界的なニュースとなりました。
海外の同僚からも、「どうしたら自国でも実現できるのか」という問い合わせを受けています。
今回立ち上げたサブスクリプションサービスを応用して、ゲーミング以外の分野でも新しいサービスをお客様に提供していこうと考えておりますので、今からぜひ楽しみにしていただければと思います。

 

レノボ・ジャパン様、
お忙しい中 ありがとうございました。
(取材月:2020年12月)

 

PROFILE
会社名:レノボ・ジャパン合同会社
本社:東京都千代田区

SITE PROFILE
サイト名:「スグゲー」
https://legion-sugu-game.com

レノボ・ジャパン合同会社様が運営するゲーミングPCのサブスクリプションサービス「スグゲー」です。ご契約期間は毎月定額で最新ゲーミングPCと周辺機器がセットになり、ゲームタイトルが遊び放題となります。当サイトでは、外部システムとの連携、受注CSVレイアウト調整、出荷実績アップロードと、残価設定決済の追加を実現いたしました。

ABOUTこの記事をかいた人

三石 祐輔(インタビュアー)

2011年9月、株式会社インターファクトリーに入社。 「ebisumart」の広報・マーケティングとアライアンス推進業務を担当。 2013年1月、株式会社インターファクトリー取締役に就任。 現在は事業推進チーム・ヒューマンリソースチーム・ブランドコミュニケーションチームを統括。