インターファクトリーは毎年、新卒1年目社員を対象に1年間の成果を賞してルーキー賞を贈る制度があります。20期のルーキー賞を受賞したのはインサイドセールスチーム所属の飯田さんでした。今回は飯田さんへルーキー賞受賞につながった業務への工夫や、入社してから1年間の変化についてお話を伺いました。本記事は弟子・師匠(※)編の2部構成となっています。
師匠編はこちら
(※)インターファクトリーには師弟制度と呼ばれる、新卒入社1年目の社員に対して、先輩社員が師匠として業務のサポートを行う制度がある。
飯田 彩香(いいだ・あやか)
2022年4月、新卒でインターファクトリーに入社
新卒研修終了後に営業としてビジネスディベロップメントチームに配属され、新規顧客に向けたebisumartの提案などに携わる
2023年6月よりインサイドセールスチームにて情報収集を行うお客様へのヒアリングや、セミナー参加者様へのフォローアップ、ebisumart zeroの販売業務に携わる
好きなものは、お笑い・野球・読書・お酒、休日は野球観戦・旅行・映画鑑賞・ランニングをして過ごしている
※取材日2023年8月 所属部署等は取材時点のものです。
先輩の支えがあっての初受注獲得。現在は新規立ち上げチームにて仕組みづくりに励む
──配属後の業務内容について教えてください。
新卒研修を経て配属された直後は、師匠として指導してくれている先輩からECシステムのことを教えてもらったり、ebisumartの概要説明ができるように練習をしたり、とインプット・アウトプットを繰り返す勉強の期間を過ごしていましたね。
配属されて3か月後くらいからは自分のお客様を担当するようになりました。師匠や、チームマネージャーにサポートしていただきながら、自らお客様と直接コンタクトをとり、最初のご面談からご提案、受注まで、責任を持って行動していました。
──初めてのお客様を担当するようになり、どのように対応していきましたか?
実は、最初は緊張でガチガチになってしまい、とても大変でした(笑)!
お客様とのご面談に関しては、師匠の先輩に同席いただき、初めのうちはとにかく先輩に頼りっぱなしでした。
ebisumartの概要説明は私が担当していましたが、システムの細かい話や分からないところは先輩に説明をお願いして、先輩の様子を見ながら覚えていきました。最初の方は、本当に、“先輩あっての私”でしたね。
初めて受注を獲得できたのは1年目の3月頃です。半年弱ほどお客様と定期的なコミュニケーションをとっていましたが、その間も先輩とすり合わせをするようにしていました。
例えば、打ち合わせにて話の流れを上手く順序立てられているか、お客様に合わせて適切なタイミング・粒度で説明できているか、そもそもお客様が求めていることはこの解釈で合っているのか、などを必ず確認し、OKをいただけたら自信を持って打ち合わせに参加するようにしていました。
──身近に頼れる先輩がいるのはありがたいですよね!その後、ビジネスディベロップメント部全体で体制変更がありましたが、今はどんな業務を担当されているのですか?
現在はインサイドセールスチームに所属しているのですが、これまでとは変わって受注獲得のための見積もり作成などには関わっておらず、お問い合わせいただいたお客様に対する一次対応を担当しています。
主に、お客様へ電話をかけて、お問い合わせしてくださった理由や、インターファクトリーから提案できることがないかをヒアリングしています。ヒアリングの結果、そのお客様へ提案できそうだったら、受注獲得のために活動するビジネスディベロップメント部内の他のチームにトスアップをしています。
また、インターファクトリーが開催しているセミナーに参加してくださったお客様に対しても電話をかけて、参加の御礼とECに対する課題をお伺いしています。
──チームが変わったことで心境の変化はありましたか?
寂しい気持ちを抱きながらも、新たにうれしい気持ちも生まれました。まずは、今までやっていた受注獲得に向けた業務ができなくなることが寂しかったです。見積もりを作成して、受注獲得に向けて仕事をしていくプロセスがとても楽しかったのですよね。
一方で、インサイドセールスチームは今期できたばかりのチームなので一から仕組みづくりに携われるという点をうれしく感じています。
優秀な同期の中からルーキー賞受賞!どんな仕事も手を挙げることで自分で考える力がついた
──飯田さんは20期のルーキー賞を受賞されましたが、受賞の知らせを聞いたときはどうでしたか?
すごくうれしかったです!周りの先輩から、「(私の同期は)例年以上にレベルが高いからその中でルーキー賞を獲得できるよう応援しているよ!」とよく声を掛けてもらっていましたし、「絶対ルーキー賞を取るから」と宣言する人もいたので、負けたくないなとずっと思っていたんですよね。
また、入社時からルーキー賞の存在を知っていて、漠然とルーキー賞を取りたいと思っていました。そのため、夢がかなったこと、レベルが高い同期の中から私をルーキー賞に選んでいただけたことがうれしかったですね。
──ルーキー賞を獲得するためにどんな工夫をしていましたか?
正直、ルーキー賞を取るためにこうしたということはなく、評価されたポイントの推測になりますが、チームの仕事でどんなものでも手を挙げてみることは意識していました。お問い合わせいただいたお客様の担当を決める際にも、「やってみたいです」と積極的に挙手するようにしていました。
また、振られた仕事に対して即対応することも心掛けていました。先輩の打ち合わせに同席する際、打ち合わせの直前に「ebisumartの概要の説明、飯田さんお願いできる?」と依頼されることがあるのですが、「直前なのでできません」と断るのではなく、「はい、やります!」と積極的に対応していました。
──すごいバイタリティーですね!どんなマインドで業務を行っているのですか?
「やらないよりやった方が楽しいな」というマインドですかね。元々、暇な状態より忙しい状態が好きなのもあって、業務時間中も「やることがなくて何しようかな」と悩む時間があるなら、「やることが多すぎて終わらない!」と追い込まれる方が一段とやる気が出ます。
あとは、新しいことに挑戦することで、自分の経験値にならないわけがないと思っていることもあります。もし、挑戦して失敗してしまっても、それも自分の経験値になると思っているので、渋々やるというより、私がこの仕事をやりたいから「やらせてもらっていいですか?」という気持ちで先輩から仕事を引き受けていました。
──1年間仕事をする中で、成長を感じたことはありますか?
成長を感じたことは、自分で考える力がついたことです。学生時代にアルバイトをしていたときは、「これやって、あれやって」と、言われたことをやるだけだったのですが、自分のお客様を担当するようになってからは自分で考えながら行動するように変わりました。
先輩から「こうした方が良いんじゃない?」とアドバイスをいただくものの、「これやって」と明確に指示を出されるわけではないので、先輩のアドバイスをもとにして、お客様の状況も加味しながら「今、一番良い選択肢は何なんだろう?」と、自分で考えて動けるようになったことが一番の成長かと思います。
例えば、お客様にお電話をかける際も「どうやって電話しようかな?」、「そもそも今電話すべきなのかな?」、「電話するならどういう話をすればいいのかな?」など、いろいろなことを考慮しながら動けるようになったと思います。
──先輩の明確なアドバイスがない状況で、自分なりに判断できるようになったのはなぜだと思いますか?
たとえ失敗しても、先輩方がフォローしてくださるという絶対的な安心感があったからです。
インターファクトリーでは「ティール組織(※)」を取り入れ、意思決定権がメンバーにもあることから、基本的に何でも自分でやっていいよと承認される文化があります。そのため、挑戦したことに対して怒られることはまずないと思っていたのが一つの安心感になっており、「動いてみよう」と思えていました。
(※)フレデリック・ラルーが2014年に著書『Reinventing Organizations』で提唱した組織理論。従来の組織とは大きく異なる組織構造や慣例、文化を持つ新たな次世代型組織モデルで、意思決定に関する権限のほぼ全てを管理者から個々の従業員に譲渡することによって、組織に革新的変化をもたらす。
──弟子編では、飯田さんのルーキー賞獲得までのお話や新卒1年目の成長についてお話を伺いました。師匠編では飯田さんの師匠としてサポートされている先輩社員も交えてインタビューします。飯田さん、ありがとうございました。
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