【共催セミナー】デジタルトランスフォーメーションの時代に生き残るための小売業におけるEC戦略とは

2019年5月28日(火)株式会社インターファクトリーは、シナジーマーケティング株式会社、Repro株式会社と3社合同で「デジタルトランスフォーメーションの時代に生き残るのための小売業におけるEC戦略とは」と題した無料セミナーを開催しました。

スマートフォンの普及でユーザーとの接点が増えたことによりデジタルマーケティング施策の重要性が高まっており、企業が成功するためには自社ビジネスのDX(デジタルトランスフォーメーション)が欠かせない状況となりつつあります。

本セミナーでは、2020年に向けたデータ活用のできる基盤とマーケティング手法について、各社事例を交えながら解説をしていただきました。

第一部
株式会社インターファクトリー
【2025年の崖】から転落しないECサイトへ!


▲株式会社インターファクトリー 業務企画室 室長 兼 パートナーアライアンスチームマネージャー 曳地 健一

第一部では弊社業務企画室 室長 兼 パートナーアライアンスチームマネージャー 曳地が登壇し、DXレポートとECの現状と今後の展望についてご紹介しました。

経済省が発表したDXレポートによると、日本ではDXが進んでおらず、このままの状態だと2025年以降に最大12兆円の経済的損失が発生する可能性を指摘しています。

このままDXが進まなかった場合、想定シナリオとしては上記の経済的損失が発生し、そういった企業が崖を転がり落ちるように危機的状況に陥る事を「2025年の壁」と呼んでいます。

本セミナーではDXで問題提起されている内容と、それに対する改善策。またECの場合、サイトで商品を売るだけではなく、どういったことをお客様に提供すべきなのか。さらに既存のECサイトのブラックボックス化を解消するためにはどうしたらいいのか。など「2025年の崖」を乗り越えるための施策をいくつかご紹介させていただきました。

第二部
シナジーマーケティング株式会社
集めた会員を収益化につなげるポイント

第二部ではシナジーマーケティング株式会社の鈴木氏が登壇し、PDCAサイクル「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Action(改善)」を基に、会員を収益化につなげるポイントをご紹介いただきました。

本セミナーでは主にメールマーケティングで、会員を収益化につなげるポイントについて詳しくご紹介いただきました。PDCAサイクルの「Action(改善)」をするためには、まず現状分析が重要であり、初めにCRMを設計してから、メールの配信のタイミングを検討したり、ECサイトへの導線を増やしたりと、施策を考えることが重要であるとおっしゃっていました。

PDCAサイクルでいうと最も重要視すべきことは、『施策を打つこと』ではなく、『なぜその施策を打つのか』、「Plan(計画)」の部分が最も重要であることがわかりました。

第三部
Repro株式会社
令和でも成果を出し続けられるEC部門のポイント

第三部では、Repro株式会社の駒谷氏が登壇し、テクノロジーの進化やチャネルの増加など時代や手法が変化するなか、成果を出し続けるEC部門の特徴は何か、具体的な事例紹介とともにご紹介いただきました。

DXが最も進んでいると言われる中国では、スマートフォンと実店舗を連携した接客サービスをすでに導入している企業もあり、今後はスマートフォンと実店舗を連携することが当たり前の時代がくるとおっしゃっていました。

今後企業が注目すべき点としては、業務のDX対応です。第二部の鈴木氏のお話しにもありましたが、蓄積したデータからお客様が困っていることや求めているものを把握し、仮説を立てたうえでサービスを提供することが重要視されます。データ分析によりターゲットが明確になるため、今後はOne to One(一人一人に合った接客)の対応が注目されていくでしょう。

当日は皆さまご多用の折、ご来場頂きまして誠にありがとうございました。
インターファクトリーは今後もEC事業者様向けのセミナーやイベントを積極的に開催してまいります。