2020年6月17日(水)株式会社インターファクトリーは、株式会社ロジレス、PayPal Pte.Ltd.と3社合同で無料Webセミナーを開催いたしました。
本セミナーでは、「長期化するコロナリスクを乗り越えるための道しるべ~EC × 物流 × 決済『今できる』こと、『これからすべき』こと~」と題し、各社からコロナ禍での今後のEC展開や、課題解決のための考え方をご紹介させていただきました。
第一部
株式会社インターファクトリー
コロナショックにおけるECの現状と今後の展望
▲株式会社インターファクトリー マーケティング戦略部 事業推進チームマネージャー 曳地 健一
第一部では弊社マーケティング戦略部 事業推進チームマネージャー 曳地が登壇し、内閣府のデータ等からコロナショックによるEC売上への影響、今後の展望と改善策についてお話いたしました。
内閣府の「消費動向調査」や「景気動向指数」によると、2019年10月の消費増税の影響で落ち込んだ景気は、本来であれば回復期であったはずの2020年春に起きたコロナショックの影響でさらに悪化してしまったことが分かります。
コロナショックの終息は未知数であることから、今後EC化の流れはより一層早まると考えられます。また、同じ商材でもリアル店舗とECサイトで売上の好不調に差があったり、ECサイトの中でも格差が広がったりしている現状があります。これらを整理した上で、様々なECサイトの課題を、取り扱う商材の好不調やEC売上の増減に合わせて分析し、今後の改善策を解説させていただきました。
第二部
株式会社ロジレス
これからのEC物流を考える上で重要な3つのキーワード「自動化」「省力化」「分散化」
ーコロナショックにより見えてきたEC物流の未来ー
▲株式会社ロジレス 取締役 足立 直之氏
第二部では株式会社ロジレスの足立氏にご登壇いただき、コロナショックによって起こった、物流に関するトピックスをお話いただきました。
コロナショックをきっかけに、物流は大きく変わりました。例えば「一つの場所に在庫を集中させることはリスクである」など、新たなトピックスも生まれています。今後EC物流はますます複雑化していくことが予想される中、物流代行システム「ロジレス」ではどのようにその変化に対応しているのか、事例を交えてご紹介いただきました。
また、これからのEC物流を考える上で重要な3つのキーワード「自動化」「省力化」「分散化」についても「ロジレス」を活用した事例とともに、分かりやすく解説していただきました。これまで以上に複雑化するEC物流に対応するためには、これら3つのキーワードを意識して物流のオペレーションを組むことが非常に大切だということが分かりました。
第三部
PayPal Pte.Ltd.
決済から考えるEC運営のリスク対策と攻め方
▲PayPal Pte.Ltd. HEAD OF CHANNEL PARTNERSHIP 小出 真一郎氏
第三部ではPayPal Pte.Ltd.の小出氏にご登壇いただき、決済からどのようにECのリスク回避ができるのか、そしてECの売上に寄与できるのかをお話いただきました。
コロナ禍で事業者が直面する課題として、業績が下がるのではないかという不安や、新たなEC施策への投資が必要、などの点が挙げられます。特にEC事業者が決済について感じている課題やリスクに対し、オンライン決済サービス「ペイパル」によるキャッシュフローの改善や売り手保護の事例をご紹介いただきました。
決済が購入に与える影響の調査では、ECサイトに搭載されている決済手段が原因で、お客様が途中で購入をやめてしまうリスクが示されています。「ペイパル」の特長と照らし合わせながら解決方法を解説いただき、決済による売上アップ戦略には、お客様が求める決済手段と安心で快適な支払いフローを提供する、という考え方が重要であることが分かりました。
当日は皆さまご多用の折、ご参加いただきまして誠にありがとうございました。
インターファクトリーは今後もEC事業者様向けのWebセミナーやイベントを積極的に開催してまいります。